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痔核(いぼ痔)痔核(いぼ痔)

痔核(いぼ痔)

痔核(いぼ痔)

肛門内外にできるイボ状の腫れものです。出血や痛みといった症状を伴います。
肛門の内側にできるものを内痔核、外側・出口付近にできるものを外痔核と言います。

原因

慢性的な便秘と下痢によって起こると言われています。それ以外にも、妊娠・腹圧の上昇、長時間の座位、食物繊維の摂取不足、過度の飲酒なども、リスクになると言われています。

治療

重症度により治療内容が変わります。軽傷であれば、生活習慣・排便習慣の改善、薬(軟膏)といった治療で、切らずに治すことが可能です。それらで改善しない場合でも、重症度が低ければ、注射や日帰りの手術で治すことができます。重症度が高い場合は入院が必要な手術となりますので、早めに治療を開始することが大切です。

  • ジオン硬化療法(注射療法)
    痔核の粘膜下に薬を注入し痔核を固めることで出血、脱出を改善します。脱出を伴う内痔核に対して行われます。傷口が痛んだり、出血することがなく、日帰りが可能です。
  • ゴム輪結紮法
    内痔核の根元に輪ゴムをはめて、血流を遮断することで組織を壊死させます。1週間程で脱落します。場合によりジオン注射と併用で行います。
  • 痔核根治術(結紮切除術)
    出血を予防するために血管を根元でしばって(結紮)痔核を切除します。場合によりジオン注射と併用で行います。
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