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あな痔(痔瘻)あな痔(痔瘻)

あな痔(痔瘻)

あな痔(痔瘻)

痔瘻は、肛門周囲の皮膚から直腸へつながる、トンネル状の管(ろう管)ができる痔です。
肛門のくぼみから細菌が入り込み、化膿して膿がたまり(肛門周囲膿瘍)、それが破れたり腫れたりを繰り返すことで痔瘻が形成されます。症状は肛門周囲の痛み、腫れ、発熱、お尻から膿が出る等です。

原因

大きな要因の一つは、下痢と言われています。また、アルコールの飲みすぎやストレスもリスクとなります。切れ痔(裂肛)、クローン病といった腸の病気が原因となることもあります。

治療

痔瘻の治療は基本的に手術となります。
肛門周囲膿瘍の場合は切開して膿を出すことで、症状は改善されることもあります。自然に治癒することはなく、長期間放置していると痔瘻が複雑化していきますので、早めに受診するようにしましょう。

  • 切開開放術
    浅い痔瘻の場合に取られる方法で、ろう管を切開し、開放させます。術後は創部の経過観察と再発がないか経過を診ます。
  • シートン法
    深い痔瘻や、複雑な痔瘻の場合に行う治療で、可能な限り肛門括約筋へのダメージを少なくする方法です。
    ろう管にゴムを通し、膿が溜まらないようにコントロールします。ろう管が縮小していくので最終的には改めて根治術が必要になることが多いです。
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